nikkeiNEのTechONのコラムに気になる
記事があったので紹介します。
超小型ノートPC、いわゆるUMPCについてのコラムです。
このコラムを読んで、日本メーカーのコンセプト作りの下手さについて考えさせられました。
UMPCとは、最近話題のEeePC等の小型ノートPCのことですね。
基本的にブラウジングとメール程度の用途を想定していると思います。
つまり、PDAでは役不足だけど、普通のノートPCはでかくて不便というときに使う物ですな。
このコラムを読むと、日本のメーカーでずいぶん昔に似たコンセプトの製品を販売していたと知りました。でも、売れなかった。
これは、コンセプト作りに失敗したからかなーと思います。
記事によると、以下のように記述されています。
日本メーカーには,これまで超小型パソコンを安価に提供するという発想が欠けていた。日本メーカー製の製品は,10数万円〜20万円以上することが普通で,Eee PCに近い価格を実現したものは一つもない。むしろ,軽薄短小に価値を見いだしてもらえるとして,通常のノート・パソコンと比べて高めの値付けが普通だった。とあります。
開発当初の思想はすごく評価できます。
本や書類といった紙媒体からの脱却を目指しているところは現在のUMPCと一緒だと思います。でも、「
軽薄短小に価値を見いだしてもらえるとして,通常のノート・パソコンと比べて高めの値付けが普通」ここが失敗したところですよね。
通常、この手のPCはセカンドマシンとして所有すると思います。セカンドマシンなのに数十万円の値段は、かなりの高所得者でない限り持ちませんよね。
だから人気が出なかったのだと思います。
ターゲットが元々狭いところなわけなので当然ですよね。
一方、MacBookAirは結構高額な製品です。これもかなり話題になっています。
AirはUMPCとはコンセプトが全く違うと思います。ターゲットは昔の日本メーカーとほとんど一緒だと思うのですが、Appleのブランドで話題になっているわけですよね。
Airのコンセプトは、「かっこ良くノートPCを持ちたい」というものだと思います。スタイリッシュさを出すために、極限まで薄くし、思いっきり割り切った機能(LANポートが無いとか)で実現させているわけですよね。
UMPCもAirもコンセプトがしっかりしていたからこそ話題になっているのだと思います。私が日本のメーカーに感じるのは、「機能をなんでもかんでもつけて、高機能のものなら売れる!」っていう発想です。
いい物を作れば売れるという発想は、マーケティングの一世代前の手法(?)じゃないですか?メーカー主体の考え方ですよね。(生産指向?名称があったと思うのですが忘れてしまいました・・・)
こういう「コンセプト作り」っていうのは、難しいのはすごくわかります。
私のつとめている会社でもこれが全然へただと思いますし、自分がやれって言われても、やっぱり難しいでしょう。難しい理由は、コンセプトを作ってしまって、構成を完全に決めてしまうと、失敗するリスクが大きいのが一つあると思います。失敗してしまうと、責任を取らされてしまう。だから、無難なものに落ち着く。どこかが成功するとそのコンセプトに追従して、市場が一気に飽和する。
このような悪循環に陥っているんでしょうね。
すごく難しいことですが、実践しなければ、2番煎じばかりではじり貧でしょう。私自身これは肝に銘じておきたいと思います。
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